ふとしたところで以前に読んだ本を見かけて、旅行に行く前に旅行先について書かれた本を読むようにしていたのを思い出しました。
COVID-19の流行のせいで、この3年間海外へ行っていませんが、2019年までの数年間、実にあちこちに行きました。
貯金は減るし、少し行き過ぎかなぁ、と年上の知人に話したところ、「行けるときに行っておいた方がいいよ」と背中を押されたので、思い切ってあちこちに行ったのでした。
この流行の間に年をとり、足腰の痛みや痺れも悪化してきたので、やっぱり行っておいて良かったなぁと思います。
それでも、もっと安心して旅行ができるようになれば、また行きたいなぁと思ってはいるのですが。
とりあえず、どこに行く前にどんな本を読んだか、簡単に書いておきます。
台湾
『台湾―四百年の歴史と展望』伊藤潔(中公新書)
オランダ
『街道をゆく オランダ紀行』司馬遼太郎(朝日文庫)
『三十か月−ユダヤ人家族を守り抜いた恐怖と幸福の日々−』シルト・ウォルターズ、朝比奈一郎/訳(冨山房インターナショナル)
Comedy in a Minor Key Hans Keilson(Farrar, Straus and Giroux)*
*必ずしも旅行するからという理由ではなく、以前から読もうと思っていた本。
アメリカ
『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース、鈴木圭介/訳(ちくま学芸文庫)
『街道をゆく ニューヨーク散歩』司馬遼太郎(朝日文庫)
『レム・コールハースは何を変えたのか』五十嵐 太郎, 南 泰裕(編)(鹿島出版会)*
*旅行のためというより、以前に行ったオランダとアメリカをつなぐものとして。
ニュージーランド
『ニュージーランド人のまっかなホント』クリスティーン・コール・キャトリー、伊藤和子/訳(マクミランランゲージハウス)
『オーストラリアとニュージーランドの英語』山崎真稔(玉川大学出版)
ドイツ
『ドイツ史10講』坂井栄八郎(岩波新書)*
*10講全部は読み切れませんでした。まだ少し残っています。近いうちに読むつもり。
この中で特に良かったのは、
『街道をゆく オランダ紀行』司馬遼太郎(朝日文庫)
と
『ニュージーランド人のまっかなホント』クリスティーン・コール・キャトリー、伊藤和子/訳(マクミランランゲージハウス)
前者は本当にオランダの雰囲気が感じられて、旅の準備ができたという感覚。
後者はニュージーランドにいる人(現地出身であるか否かを問わず)および日本にいるニュージーランド出身者と話をするときに、相手の話を引き出す役に立ちました。
加えて
『錯乱のニューヨーク』レム・コールハース、鈴木圭介/訳(ちくま学芸文庫)
最初の3分の1ほどはニューヨークの歴史物語なので、基礎知識の確認になりました。
でも後の方は建築の詳しい話なので、なかなかついてゆけず、最後まで読んだのは旅行後でした。
早く旅行先の本を読む機会ができますように。