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A Gifr from Somewhere

JUGEMテーマ:英語の文学

2016年7月からThe Art of the Storyを読んでいます。

著者名のアルファベット順に短編が収録されています。

始めはガーナのAma Ata Aidooが書いたA Gift from Somewhere

どこかおとぎ話のような、でもちょっと批判的なような、不思議な感覚。

解釈のヒントを求めてウェブ上を見ていたら、以下の論文が見つかりました。

Katalin Egri Ku-Mesu (1997) 

Whose relevance? Interpretation of Hybrid Texts by a Multiple Audience

Edinburgh Working Papers in Applied Linguistics, n8, p44-53

著者はガーナ人、関係性理論に関連する論文のようです。

この短編については、例としての説明があり、

ガーナの言葉や事情に詳しい人なら人名でその人の背景や状況がわかるが、

地域についての知識がない人には全く情報がない

という事態が起こるらしいです。

英語の翻訳で読んでいる人には、ただの訳の分からない固有名詞でも

ガーナの地元の言葉が分かる人には意味を持つ名前だ、ということです。

まぁ、そういうこともありますね。

同じ地域についての物を読んでも、時代によってわからなかったり

同じ時代でも年齢や興味の対象によって、知識の量と種類は違います。

人間同士は分かり合えない、というのが基本だと思わないといけないですね。

 

Comedy in a Minor Key

JUGEMテーマ:英語の文学

 

Olive Kitteridgeは読み終わりました。

 

Comedy in a Minor Keyは、ドイツの作家Hans Keilsonによる1947年の作品の英語翻訳版。

タイトルの下に a novel と書いてありますが、作者自身の経験がもとになっていると思われます。

ユダヤ人であるため、第二次大戦中はオランダに亡命、そこでも隠れて生活しなければならなかったようです。

英語版Wikipediaによると、

In 1941, Keilson went into hiding ... . Keilson had moved in with a married couple in Delft ... .

ということなので、オランダ人夫婦と生活を共にしていたのは、この話と共通なようです。

オランダでこういうことがあったとは、考えもしませんでした。

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Olive Kitteridge (2)

JUGEMテーマ:英語の文学
Olive Kitteridgeを読み続けています。
無愛想だし人のものを盗んだりするし、訳のわからないヤなオバサンという印象でしたが
徐々に人物全体が見えてきました。
とくに旦那さんが入院してから、弱気になっているのか
それまでの行動と違う傾向も現れているようです。
「ヤな感じ」なのも、彼女が自分に正直だからだと解釈することもできます。
それでもまだ人物像が絞り切れないという意見も多いですが
私は「こんな先生、いそうだなぁ」と思います。
同業者が集まると、「ヘンな先生」の話で盛り上がったりするし
留学中に同じ寮の学生からひどい目にあわされたという話も聞くし
ガッコーにはヘンな人はたくさんいます。
それでもやっていけるのが、教育現場です。
恐ろしいことでしょうか。まぁ、恐ろしいです。
ヘンな先生に教わることになった生徒・学生は大変かもしれません。
でも教育現場は、ある程度の「ヘン」が許される場でなければいけません。
とくに「ヘン」な生徒・学生が、排除されるようでは困ります。
教える側にもある程度の多様性があるほうが望ましいと思います。
Olive Kitteridgeに関していえば、彼女自身はちょっと問題ありですが
教師として生徒に対してヘンだったというわけではないでしょう。
Oliveの若い人たちへの対応ぶりから考えると、
少なくとも標準程度には良い先生だったように想像できます。