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Comedy in a Minor Key

JUGEMテーマ:英語の文学

 

Olive Kitteridgeは読み終わりました。

 

Comedy in a Minor Keyは、ドイツの作家Hans Keilsonによる1947年の作品の英語翻訳版。

タイトルの下に a novel と書いてありますが、作者自身の経験がもとになっていると思われます。

ユダヤ人であるため、第二次大戦中はオランダに亡命、そこでも隠れて生活しなければならなかったようです。

英語版Wikipediaによると、

In 1941, Keilson went into hiding ... . Keilson had moved in with a married couple in Delft ... .

ということなので、オランダ人夫婦と生活を共にしていたのは、この話と共通なようです。

オランダでこういうことがあったとは、考えもしませんでした。

Hans Keilsonは1901年ドイツ生まれ。

作家だけを本業とするのではなく、主に精神科医や精神分析医として仕事をしていたようです。

第二次大戦中に小説を書き始めたようですが、本格的に出版されたのは戦後になってからのようです。

その後も、作家としてそれほど名は知られず、でも2008年にドイツのヴェルト文学賞受賞。

のちに村上春樹もとった賞です。

このころから世界的に知られるようになったと思われます。

戦争中にも子供を得ましたが、そのときの妻は1969年に亡くなり

翌年、つまり69歳くらいの時、25歳年下の女性と再婚し、数年後に二人目の子供が生まれました。

2011年に101歳で亡くなりました。

なんというか、いろいろな意味ですごい人です。

 

が、日本語版Wikipediaには項目がないし

私が知る限りでは、作品は日本語に翻訳されていません。

ためしにカタカナで「ハンス・キールソン」とか「ハンス・ケイルソン」とかで検索してみてください。

なにも出てきません!

 

この本を読んで、ほかの作品も読みたくなりました。

こういう作家が知られずにいるのは、もったいないです。

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