OUR STORIES

英米文学の世界
Allegiance by Aryn Kyle
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    イギリス人の母とアメリカ人の父を持ち、最近イギリスからアメリカに引っ越して地元の小学校に転校した少女Glynnisが、学校と家庭で経験する人間関係。

    学校でのイジメや女(の子)の友達関係は、日本と変わりないことが分かる。

    まさかアメリカの小学生が「エンガチョ」をやってるとは思わなかった。

    参考までにWikipediaより引用:

    エンガチョの形態

    エンガチョは「糞便を踏んでしまう」「トイレの便器に触れてしまう」など、誰かが不浄なものに触れた瞬間を第三者に目撃された段階が起点となる。不浄なものを触れた者は、当該部位を別の第三者にこすり付ける事で穢れから解放されるが、第三者が「エンガチョ」と叫び、印を結ぶと防御することが出来る。




    最後の部分について、私および同年輩の女性は「エンガチョ切った」と言って結んだ印を離すことで、不浄から解放されると考えていた。

    Allegianceでは、「germsを切る(から解放される)」という行為は描かれていなかった。



    つづく
    JUGEMテーマ:英語の文学
    | mats | 作品 | 00:13 | comments(0) | - |
    The Summer of the Beautiful White Horse by William Saroyan
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      My Name is Aramからの作品。主人公Aramの従兄弟Mouradが、アッシリア人の農場主John Byroの白馬を『拝借』してくる。Mouradは誰よりも「生きていることを楽しんでいる」人物。馬の扱いも上手く、結局、数週間後に馬をそっと返したところ、John Byroは「以前より強く、性格が良くなった」と言った。

      田舎の集落に住む人々のやり取りがとぼけていておもしろい。アルメニア人一族の叔父は、何でも「気にするな」の一言で片付けてしまう。故郷を離れた移民としての背景と共に、広大なアメリカの農地で働く人々の気質が感じられる。

      JUGEMテーマ:英語の文学
      | mats | 作品 | 00:09 | comments(0) | - |
      The Man Higher Up
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        The Man Higher Up
        written by O. Henry

        語り手がJeffという男と会って話を聞く、という設定。Jeffの体験談がそのまま物語になっている。が、話し終わったときの語り手とのやりとりの中に、オチがある。
        3人の犯罪者の中で、誰が一番上か(=higher up)、を比べるというのが話の骨子。
        ありがちな話なのだが、ことは犯罪であり、物事は単純には進んでいない。また語り口が現代とは違い、文法的にも修辞的にも馴染みがないので、内容をつかみにくかった。
        もっとすんなり理解できれば、パッとおもしろかっただろうに。
        この手の話は、翻訳で読んだ方が楽しめるだろう。
        JUGEMテーマ:英語の文学
        | mats | 作品 | 01:13 | comments(0) | - |
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