カルチャーセンターではいまだにThe Best American Short Stories 2010を読んでいるわけですが
今読んでいるのは、
The Netherlands Lives With Water by Jim Shepard
近未来のオランダを舞台にした、一種のパニック小説。
とはいえ、登場人物は決してパニックを起こしてはいない。
危機が迫っていると分かっているが、行動できない人たち?
それがとても現実的。
現実に、こんなレポートも出ています。
http://lra.louisiana.gov/assets/other/netherlands/NetherlandsLiveWithWater.pdf
小説として面白いか、よく書けているか、という話になると、何とも言えないが、この手の話が特集されていた雑誌McSweeney'sの32号の他の話も読んでみたくなりました。
https://store.mcsweeneys.net/products/mcsweeneys-issue-32
表紙を見ただけで興味を引かれます。
今朝のテレビで、東京都内の地下水量が増えているというレポートがありました。
産経新聞の記事にもなってる。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130616/trd13061612000007-n1.htm
関連したニュースは以前から少しずつ出ていたわけですが、梅雨になって、さらに台風の季節を控えて(既に一つ来ました)、問題が深刻化しているということでしょう。
http://www.shutoko.co.jp/company/press/h25/data/04/16_shinagawasen
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20130430-OYT8T00243.htm
こういう報道を見聞きすると、終末が近づいているかしら、と思えてくるのですが。
結局はJim Shepardの短編の登場人物たちのように、あれこれ方策を施しながら、決定打に欠け、呑み込まれていってしまうのかもしれません。
いや、そうならないようにしないと。